トレイルブレーザー、カスタマイズ計画('02秋編)

久々の追記です。今回のカスタマイズポイント+αは、、、

1)LED Position "2"(joke)
2)簡易アースニング
3)ホーン増設
4)
LED 3157 バルブ
5)前記「段差を乗り上げると室内灯が・・・」原因判明!
6)泥よけ(スプラッシュガード)設置
7)
LED type miniウェッジ球とラゲッジルームランプ
8)周知でしょうが、ポリッシュ
9)内外温度計
10)アナログ時計と照明

1)LED Position "2"(joke)

これは、前車からの「引継ぎ保留品目その1」です。
貼付け型の青白2個付高輝度LEDアクセサリーランプですね。

高輝度LED/青白2球入りポジション

同位置からの点灯状態


「バルブケースの肥やし」にしたままだし、何処かに付かないかなぁ? 
考えたのは、ランプユニットの内側を照らし、ポジションでヘッドユニット全体が
ポォ〜〜〜っと青白く光ると良いかな。。。なんて!
ですが、このAssy!大きなガラス面の割に、中には遮光のプラが多用されていて、
何処から狙おうとしても見事に拒絶。内側に向きません。 またまた挫折?!
しょうがない!本来の使い方で取付場所を考える事に。
色々な所にあてがってみましたが、目立つ所に付けると折角のトレブレの
印象的な雰囲気を損ないチープな感じになりそうで、一見分からない場所がよいと判断。
ビレットグリル内部とか、フォグランプ位置上部とかも考えました。
その中でも現在の位置が、点灯した時のバランスが一番ファンキーでしたので
ここに決定。。。イヤリングみたいでしょ?

前から見ると・・・意外と目立ちますね。(^_^)v


しかし、トレブリッツの皆に見せるのはチトばかし恥ずかしい気もするので、
オフ会には線を外していこうかな・・・何て思っていたのですが、
「東松山コンボイオフ」前日、線外しを全く忘れたまま参加! 
意外と皆さんの反応が暖かかったので、ま、一応「JOKE Posision」として、
常時点灯させております。 だ、誰だ?「トラック野郎って?!」・・・・・(^_^;)
それにしてもノーマルは地味過ぎますよね。


2)簡易アーシング

作業しようしようと思って、もう10月の声。寒くなっちゃう!
てるさんと話をしていたら、彼のアーシング作業で余分なケーブルがあるそうな。
これを譲ってもらう事にしました。オヤイデの8sq 4m、テクニカの14sq 0.5m
アースブロック、端子が数個。(このオヤイデ、耐熱が150°C 凄いです。)
作業を始めようとバッテリー端子をよく見ると、ショック!見た事のない形。
ネジ止めされており、このネジがまた特殊な形状。一旦外しては見たものの、
ゴムのブーツが型どおりに成型されており、そのままでは、共締めは不可能です。
さて、対策を練りました。ネジが外れれば、長いものと交換で行けそうです。
しかし外せない構造。ゴムブーツを全面的に外した方もいらっしゃるそうですが、
サスガに外すのは抵抗がある。さてどうしたものか???
共締めする14sqの端子にも問題が発生。内径が小さいのです。
リーマーで内径を削って対策!これは何とかなりました。
角度等を実際接続端子をあてがって調整。一カ所行けそうなポイントを発見。
その部分のゴムブーツを一部カットする事に決定しました。

ブーツ左側部分をカット

カットして内部構造が分かりました。結構凝ってますねぇ・・。ネジまで。。。
これにて、何とかバッテリー端子側の結線は完了。アースブロックの設置です。
丁度ヒューズボックス下が空いているので、ここに強力両面テープで固定。

アースブロック 


そこから4カ所に分配が出来ます。私は、今回は取り敢えず「基本形、ベーシック」
前から見て右奧、左側、オルタネータの上部定位置、フロントの左右。HIDのグランド
取り口に這わせる事にしました。

ベーシック・アーシング
画像クリックで拡大します


ホントにこれだけで何か変わるのでしょうか?甚だ疑問。。。
し・か・し・・・ハッキリした変化。
電装品を多用した時に電圧計が14V以下に下がっている事が多かったのですが、
改善されましたね。針は14V+αの位置から殆ど変動が無くなりました。

絶えず表示は14V+α


アイドリングが非常に静かになり、加速時のガサついた感じが薄れました。
吹け上がりの感じも滑らかに。。。HIDの光量も、より明るくなった気が致します。
取り敢えずの「ベーシックアーシング」だけでも気持ちよいですねぇ。。


3)ホーン増設

出ました!音屋のこだわり!・・でも何故かオーディオでもマフラーでもありません。
そう、何を隠そうこれも「前車からの引継ぎ保留品目その2」なのです。
あ、これは前前車でしたね。。。丁度ラッパに水が入ってしまい買い換えた直後に
クルマも代替えしちゃって、何年も殆ど新品のままで「機材庫の肥やし」になってました。

その前に【基礎ホーン講座】なんちゃって・・・?!
ホーン(クラクション:警音機)で、現在多く使われている種類。
1)渦巻き型のモノ、2)鉄片を直接振動させるモノ3)空気圧で弁を鳴らすモノ
に分けられます。
音の雰囲気で表現致しますと、1)は「パァーーッ」2)は「ビィーーッ」
3)は「プワァーーッ?」・・・う〜む、文字ではかなり難がありますなぁ。。。
音色はともかく、各々特徴が全く違いますのでそのあたりを記してみたいと思います。

そうだ。ちょっと寄り道!「音の特性」を簡単にお伝え致しますね。
仮にご自宅居間に2Way 3Way 等のスピーカーがありましたら実験してみて下さい。
Wayでしたら「低音域専用」「中音域専用」「高音域専用」と帯域毎に別れた
3種類のスピーカーが付いております。一応この3Wayを例に話を進めますね。

参考:スピーカー概略図


先ず音を流して頂いて(音楽でもおしゃべりでも何でも良いです。)
各々のスピーカーユニットの前を一つずつ手で塞いでみてください。
先ず「低音域専用」これは殆ど変化がありません。
「中音域専用」人間の声のしっかりした所(芯)が無くなって聞こえます。
「高音域専用」何か全体がこもっちゃった感じになります。耳がつまった感じ?
そうなのです。音の特性としまして、周波数の高い音ほど「直進性」があるのです。
ホーンの基本周波数はこの例に基づくと「中音域〜高音域」に当たります。
非常に指向性がありますので、これをしっかり念頭において下さいね。

話をホーンに戻しましょう。
1)の渦巻き型は特徴として「柔らかい音質」にあります。
尚かつ構造上の問題で、ラッパが下に向けるように設計されていおります。
ラッパの下が空いていれば、「真下の道路」に向かって音を発する事になりますので、
クルマの上から見て「円方向」に音が拡がる事になります。 そう、
直接音を聞かせるのではなく、あくまで反射した音を響かせる構造になっています。
逆に言いますと、遠くまでは音が届きにくい設計です。
用途としては、横にも後にも拡がりますので「市街地」が適しています。

2)昔ながらの電磁型。このホーンは逆に、直進性に特徴があります。
しかし、先程の実験でお分かりのように、振動板の前面に「覆い」があると困った事に
口を手で塞いで大声を出している状態になります。これでは宝の持ち腐れです。
よくバンバー裏とか、外から振動板の見えない位置にセッティングしてある車を見ますが、
設計者は、一体何を考えているのでしょうか?
ともかくキチンとセッティングすると、このホーンは「高速走行」にベストマッチです。
遠くまでしっかりと音を届かせる事が可能です。 宣伝する訳ではありませんが、
納車時移設した「BOSCH Super Horn」まさしく、この代名詞だと思います。
設計の真面目さと、深く低く、豊かで硬質な響きは何十年も私を魅了してきました。
クルマが変わっても、ホーンは何時も一緒にお引っ越し?!?!
・・・購入時に、先ず取付スペースのあるクルマを選ぶ、変わり者で御座います。

3)これは、エアホーンと呼ばれる種類ですね。
「小さなエアコンプレッサー」をモーターで廻すタイプと、タンクに空気を貯める
タイプがあります。前車の代表は「Fiametc. 後者は「ダンプの屋根?!」
小型版は一昔前良く流行った「欧州ラリー車」に良く取り付けられていましたね。
「ピュワァ〜〜〜ッ!!」とメッチャ甲高い音がするヤツです。
でも、最近は流行ではないようで、余り見かけ(聞か)なくなりました。
これも指向性が強いですが、これも構造上トランペット型のホーンを前に向けると
雨水が直接中に流れ込む為下を向けなければならず、音の直進性は損なわれてしまいます。
Fiam、私も最初に買った車にかなり苦労をして付けた記憶があります。20年前の話ですが。。。
モーターを廻すので以外と電気消費量が多く、驚きました。
後者:ダンプのあの「どでかい音」これは愕きますよね!!
実際パーツ屋で見ると、かなり大きい「エアタンク」が必要で、そこに空気を絶えず
貯める為の電動コンプレッサーが必要となります。
音のでかさは良いのですが、どでかいトランペット型ホーン&付属機器の設置場所が
流石のTBでも「無理無理」 ・・・ダンプに譲りましょう。

大体種類と特徴、分かって頂けましたでしょうか?  トレブレ君に話を戻します。
トレブレ君は上記の中で1)に類する渦巻きホーンが、標準で装着されております。 
ただ開口部が下を向いているにもかかわらず、標準の設置位置の下は「外」ではなく、
ボディーや機器で殆ど塞がれております。現状位置ではどんなにアーシングしようが、
残念ながら、その効力を殆ど発揮出来ておりません。 

TBのホーン。音の出口が
鉄板で塞がれている!


ご覧の通り、口が塞がれている状況ですよね。これではどうにもこうにも可愛そうです。
(写真でわかったのですが、奧のユニットは斜め中央に向いているんですね。)

前記の通りMyトレブレ号。「BOSCH Super Horn」は素晴らしい位置に設置出来ました。
勿論通常ではそんなに多用するモノでもありませんし、充分な音質で気に入って
いるのですが、そこはそれ。持って生まれもった貧乏性!?タンスの肥やしも活かしたい。
特性の違いを活かして、高速走行用に「BOSCH」市街地走行用に「MITSUBA
切り替えたくなりました。

この「MITSUBA TRAD HORN」国産メーカーの中ではなかなか「野太い低音」が特徴。
音圧レベルも115db以上! 充分イイカンジで好きなのです。
(最近残念ながら新機種「ROYAL ALPHA」にリニューアルされちゃいました。)

・・・では取付。先程も記しましたが、渦巻き型は開口部を下に向けるのが鉄則。
ですが、以前失敗したのはバンパー裏あたりの最前面に設置して、何と前を走っている
クルマからの、路面からの跳ね上げ水でヤラレました。
この経験を生かすのに良い場所があります。トレブレはグリル裏が「広い」のです。
当初Super Horn取付寸法を測り、最初はここに組み込んだのですから、充分な広さ。
あてがってみると、丁度開口部がほぼグリル中央下になりそうで、今回はOKOk

グリル奧のセッティング位置。
ブルーの極太ケーブルが頼もしい
画像クリックで拡大します


下からの跳ね上げ水も、ここなら直接はかなり入りにくそうです。イイかも。
配線用ケーブルは、ちょっとだけ余っていた耐熱型(?)JBLスピーカーケーブル。
太めで頼りがいのあるケーブルです。勿論リレーハーネスも30A仕様を使用。
おぉ!問題は「FUSE」!!! 何Wか忘れてしまいました。本体には記載無し!
このホーンは5−6年前に購入したモノですので、当然外箱もありません。
ネットで調べても、上記の通り後継機になっており、データがありません。
うーん。取り敢えずこういう時の鉄則。小さいアンペア数から順番に・・! 
先ず5A。当然速攻切れました。次に10A。2〜3秒経って切れました。
では15A。問題ありません。大丈夫そうです。
意外とW数喰うのにオドロキ。ワンペアで120W以上使うのですね。。。
音はバッチリですね。一台で「パァーーッ」と「ビィーーンッ」同居している
ヘンテコなクルマの完成です〜〜。。。

正面から。バッチリ収まります


(ちなみに純正オリジナル・ホーンは「有給休暇中?!」)

皆さんも、音の特性。よぉ〜く考えてセッティングしてみてください。
多分、純正オリジナル・ホーンを、この様にグリル裏に移植するだけでも、
相当音の抜けが良くなる事は確実です。 勿論ハーネスとアーシングも
忘れずに施してくださいね。 是非お試し下さい。

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